141杯目:富士そばのダブル海老天そば |
いま富士そばでは「海老天祭り」を展開している。海老天神輿を担いだ若衆が店内を練り歩く、というわけではなく「ダブル海老天そば」(550円)と「ミニ海老天丼セット」(610円)をタペストリーメニューとして割引き販売しているのだ。
タペストリー上部には「がんばれ! 新生活!」とある。新社会人・学生もまさか海老天で、ねぎらわれるとは思ってもみなかったろう。子どものごほうびじゃないんだから。
海老天にこめられたメッセージはどうあれ、割引きはうれしい。普通、海老天の単品価格は160円。かけそば(300円)に海老天を二匹のせると620円にもなってしまう。50円の割引きとはいえ、いろいろと物入りの多いこの時期にうれしいじゃないですか。浮いた50円で帰りにガリガリくんを買ったりしてね。子どもかっつうの。
サンプル写真ではおおぶりの海老天なんだけど、実際、衣の中心にある海老は手の小指くらいの太さ。これがまたうまく衣をまとわせてボリューム感を出しているのだ。この技術に富士そばはどれくらいの研究開発費を投じたのか。ある種の企業努力ともいえる。これを見かけだおし、と決めつけるのは気がはやい。じつは、新社会人・学生にメッセージがこめられているんだな。そう、「芯のある人間になれ」というメッセージが。
希少性:★☆☆ インパクト:★★☆ コスパ:★★☆