
【はじめに】
「富士そば・オブ・ザ・イヤー(FOTY)」とは、富士そばライターが年内に食べた富士そばメニューをランキング形式で評価する、極めて私的なコンテスト。弊ブログにUPしたメニューだけをノミネート対象にしている。評価基準に「美味い」・「不味い」はふくまれず、琴線にふれたメニューを厳選する。
過去の結果はこちら
富士そば・オブ・ザ・イヤー2018 ※未開催
富士そば・オブ・ザ・イヤー2017富士そば・オブ・ザ・イヤー2016富士そば・オブ・ザ・イヤー2015【総評】
2019年は、富士そばがメディアで取り上げられる機会が多い年だった。「
まるごとトマトそば」や「
フライドポテトそば」などのユニークなメニューが注目を浴びることは過去にもあった。今年はすこし様子が違っていて、富士そば創業者・丹道夫氏のメディア露出が目立った。丹氏が社長から会長に就き、前線から一歩身を引いたことが大きな理由だろう。テレビでは富士そばで培った経営ノウハウを語り、ネットでは激動の半生をふりかえる。その好々爺ぶりは、富士そば好きのみならず、一般の人にも広く伝わったのではないだろうか。
会長の活躍に呼応するように、富士そば各店でも独創性あふれるメニューが販売された。いずれのメニューも、インパクトだけに走るのではなく、料理としても上手くまとまっている印象。ただし、今年の最優秀賞メニューは、完全にインパクト重視と思われる。その狙いどおり、テレビ、雑誌、ネットなど様々なメディアで取りざたされ、その存在を世に知らしめた。
年内にUPされた38件の記事から珠玉の5品を厳選した。
【富士そば・オブ・ザ・イヤー受賞メニュー】
現在取り扱っていないメニューも含まれています。
5位:
ジャンボかき揚げ天丼セット(阿佐ヶ谷店)
従来の1.5倍はあるジャンボサイズのかき揚げ天。インパクト充分、食べごたえ充分。いままでありそうでなかったトッピングである。需要があまりなかったのか、販売期間は短かった。
希少性:★★★ インパクト:★★★ コスパ:★☆☆
4位:
ヴィシソワーズそば(八重洲店) 
いかにも富士そばらしい、珍メニューである。八重洲店は、外国人観光客が多く訪れる店舗。かれらの目には、このそばがどう映ったのだろうか。
希少性:★★★ インパクト:★★★ コスパ:★★☆

「富嶽(ふがく)」とは富士山の別称。えび天が入った天むすを富士山に見立てたものである。富士そばらしからぬ品格の高さは、歌舞伎座の真横という立地が関係している?
希少性:★★★ インパクト:★★☆ コスパ:★★★

シンガポールのご当地グルメ「肉骨茶(バクテー)スープ」をそばにアレンジ。ニンニク・コッショウたっぷりなのに、あと味はあっさりという新感覚の味覚を実現した。取り扱い店舗も一気に拡大。下半期のMVPメニューといえる。
希少性:★★☆ インパクト:★★★ コスパ:★☆☆

小粒のタピオカをいくらに見立てたカオスな一杯。昨今のタピオカブームの終焉を感じさせる。メディアからの注目度も高く、民放各社だけでなくNHKでも紹介された。肉骨茶そばとタピオカ丼の独創性は、今年の富士そばの勢いを支える二本柱になったのではないだろうか。
希少性:★★★ インパクト:★★★ コスパ:★★☆