273杯目：富士そば新宿店で俺の唐揚げそば

　水道橋店の「小山さんの唐揚げ」を筆頭に、富士そば各店で唐揚げをちょくちょく見かけるようになった。いずれも店で仕込まれた自家製だから、値段のわりに味のクオリティは高い。

　新宿店でも唐揚げを取り扱うようになったようだ。「俺の唐揚げそば」（500円）というややクドい品名である。「俺」って誰だ？ 店長か？ 新宿店はわりと手堅くまっとうな独自メニューを販売してきた印象だったが、ここにきてなぜか店長が自己主張を強めてきたようだ。

　品名だけではなく、唐揚げ自体も主張が強い。これまで食べてきた富士そばのどの唐揚げよりもサイズが大きい。箸で持ち上げるとずしりと重さが伝わってくる。
　厚みは、３センチ弱といったところ。唐揚げの大きさに比例してうれしさも増すのだな、と思う。衣は竜田揚げっぽい感じで、ザクザク感はあまりない。肉は脂が少なく淡白な味わいだが、そばのトッピングにするならこれくらいがちょうどいい。
　唐揚げは単品で200円。ほかの店舗よりもちょっと高い。
希少性：★★★　インパクト：★★★　コスパ：★★☆