234杯目:富士そば新宿店で冷やし肉わかめ マヨまみれ |
コンスタントに独自メニューを販売する姿勢にはいつも感心させられる。近隣の「三光町店」のような振り切った奇抜さはないものの(果たして奇抜さは必要か、という疑問も湧く)、「チャーハン風玉子丼」や「甘辛!肉ねぎそば」といった一工夫加えたメニューには高感度UP。
私が食べたときはまだ販売を始めた直後だったのか、スタッフのオペレーション内に「マヨまみれ」が充分に浸透していないようだった。店長らしき人物が厨房内で「これ……こんな感じでいいんだっけ?」と周囲にレシピを確認しており、不安がつのる。料理が提供される際にもより一層の不安に苛まれる。「えと……冷やし肉わかめ……マヨ……ん? マヨまみれ!の方」と、じつにたどたどしく読み上げるのだ。
店長が労して提供した「マヨまみれ」は言葉通りの「マヨまみれ」だった。縦横、さいの目状に放たれたマヨビームは十数回におよぶ手首のスナップによるものだ。人によっては呼吸が軽く乱れる程度の運動量になるだろう。
しかし、この「マヨまみれ」というネーミング。ちょっと上品さに欠けませんか?
希少性:★★★ インパクト:★☆☆ コスパ:★★☆