22杯目:富士そば大久保店で冷やし梅ごぼうおくらそば |
「東中野店」で「紅生姜天そば」を食べたあと、隣駅に「大久保店」があることを知った。はたして、限定そばはあるんだろうか。大久保だし、キムチそばとかカルビそばとかあるかもしれない。と、安直な考えが浮かぶ。
「大久保店」はJR大久保駅すぐ近くにあった。内装はよくある富士そばのものだが、富士山の壁画が印象的。よく見ると色使いやタッチが独特で、なんだか富士山かどうかも疑わしくなる。桃源郷か?
残念ながら、キムチそばは置いていなかった。ただ、「冷やし梅ごぼうおくらそば」(390円)なる、変わりダネがあったのでさっそく注文する。
はじめての「梅ごぼう」はなかなかインパクトのある見た目だった。刻んだごぼうの梅煮? 梅和え? とにかく、梅エキスが染みたごぼうがそばに盛られている。鮮やかな赤色が直前に食べた紅生姜天を彷彿とさせる。梅の味が強く、だしともなかなか相性がいい。夏メニューといった感じだ。ごぼうは、独特の土臭い風味がなく、歯ごたえ要員と考えたほうがいい。実際、ブキブキとした歯ごたえが楽しい。
問題はおくらである。こちらはネバネバツルツル要員なのだろうか。小さく刻まれているのと、ネバネバツルツルのせいでそばに絡まず、全然口まで運べない。案の定、そばを食べきったあとは、だしに浮かんだおくらの回収作業になった。豪快にそばをすすったあとの、おくら回収はなんともむなしい気分にさせる。自然と猫背になってしまう。
この日はそのまま、「笹塚店」まで行き「だし氷そば」を食べたのだった。一番美味かったのは梅ごぼうかな。
希少性:★★★ インパクト:★★☆ コスパ:★★★