このブログは、基本的に初めて食べたメニューを紹介することにしている。そのため、公開当初は「
冷やし肉トマト」のような変りダネの店舗限定メニューの紹介を柱にして、合間合間に「
天ぷらそば」や「わかめそば」といった定番メニューについても触れていた。「富士そばウォッチ」の活動開始から数年を経て、定番メニューを大方食べつくした今、どうしても変りダネばかり記事にしがちだ。ついつい、如何に変なのか、面白いのかばかりに欲が向いてしまう。
とはいえ、なかには地味な店舗限定メニューもあるんですね。地味なやつ。たとえば、「御茶ノ水店」の「冷やしほうれん草胡麻和えそば」(450円)とか。メインのトッピングはほうれん草と温玉。「
ゆず鶏ほうれん草」のバリエーションともいえる。鶏肉という、メインのトッピングが一品欠けているから、仮面ライダークウガにおけるグローイングフォームみたいなものだ。もしくは、ウルトラマンオーブのオリジン・ザ・ファーストか。
しかし、渋いね。ほうれん草胡麻和え。もう、居酒屋の突き出しくらいでしか、遭遇しない。店の周辺は土地柄、学生が多い。きっと、若者には「
肉富士」ばかりに人気があつまり、見向きもされないだろう。いや、意識の高い若者は注文するのかも。それで、「鉄分補給! 一人暮らしの味方!」とかいって、写真をSNSにUPして自身の意識の高さを誇示。緑が多めで、インスタ映えするんじゃないかい?
希少性:★★★ インパクト:★☆☆ コスパ:★★☆