66杯目:富士そばでの注文方法――注文編 |
1.店員に食券を渡す
券売機にて食券を購入したら、目指すはカウンター。カウンターは注文、商品受け取り、食器返却のための要所になる。
食券はカウンターを挟んで、店員に手渡す。このとき「そばで」ないし「うどんで」と、食べたい麺の意思をはっきり伝えよう。
ちなみに、うどんはそばよりもゆでるのに時間がかかることもある。急ぎのときはそばを注文しよう。温冷が選択できる場合は「あったかいそばで」「冷たいうどんで」など一括して注文してもいい。
丼物単体など、麺選択の必要がない場合は無言でも構わない。
食券を渡すと店員がそれを半分にちぎって、半券を渡してくれる。半券に記載された番号は、商品受け取りの際に必要なのでしっかり確認しておく。
数字の頭には「A」または「B」のアルファベットが付いているはずである。おそらく2台の券売機にふられた識別のためのアルファベットだろう。
店舗によっては半券を渡さないこともあるので、その場合は購入した品名を忘れないようしよう。
食券を渡せば、ひとまず注文の手続きは完了。天ぷらやミニ丼を追加したいなら、食券受け渡しの際に店員に口頭で注文する。
勝手が解らない初心者のうちはハードルが高いかもしれない。しかし、「天ぷらそば」に「温玉も追加して」と一声かければ「天玉そば」に。「カレーライス」に「コロッケも追加して」で「コロッケカレー」に。注文の幅が広がり、自分だけのオリジナルそばを生みだすことも可能になる。これこそ、立ち食いそば屋の醍醐味だ。
4.商品が出来上がるまで
食券を渡しても、商品受け渡しまで数分待たされる。このときカウンター前で待機してもいいが、店員をいたずらに威圧するだけだし、手持無沙汰になるのでおとなしく着席することをおすすめする。
待機中は、店内設置の冷水器から水を汲む、備付の台吹きでテーブルを吹く、ティッシュの有無を確認する、などやることはたくさんある。
商品が出来上がったら、店員に「××番のお客さまー」と半券の番号で呼ばれるか、「△△そばのお客さまー」と品名で呼ばれる。
呼ばれたら即座に受けとる。もたもたしていると、後がつかえるしそばものびる。
6.半券の行方
半券は、商品の引き換え券になると思いきや「半券入れ」という小さなくずカゴに投入することになる。
カゴがない店舗もあって、行き場を失った半券は我がポケットにしまわれる、なんてことも多々ある。
7.食器返却
食事が済んだら、カウンターの「返却口」に食器を返す。長居は無用。颯爽と店を出よう。